【エメラルド・05ダブル】柏スタン【第4回くどオフ優勝構築】

f:id:knmcwgtb:20170827000218p:plain f:id:knmcwgtb:20170827000222p:plain f:id:knmcwgtb:20170826235549g:plain f:id:knmcwgtb:20170826235535p:plain f:id:knmcwgtb:20170826235757p:plain f:id:knmcwgtb:20170827000225p:plain

ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
ラティアス オボンの実(クラボの実) 守る ドラゴンクロー 電磁波 威張る 浮遊
メタグロス ラムの実 守る コメットパンチ 地震 目覚めるパワー岩 クリアボディ
カビゴン 先制の爪 守る 恩返し 地震 自爆 厚い脂肪
サンダー 食べ残し 見切り 身代わり 10万ボルト 目覚めるパワー氷 プレッシャー
ケンタロス 拘り鉢巻 捨て身タックル 地震 破壊光線 目覚めるパワー霊 威嚇
スターミー 神秘の雫 守る ハイドロポンプ サイコキネシス 10万ボルト(冷凍ビーム) 自然回復

お久しぶりです。ビーン(bean_knmcwgtb)です。
第3世代対戦オフである、第4回くどオフに参加してきました。
今回はシングルor05ダブルのどちらかのルールを選択して参加するという形式となっていました。
地元でマルティムさん(oreo1129malpon)とピーナツさん(As_peenats)とで飲んだ時にくどオフに出ないかと誘われたので、今回は05ダブルを選択してオフに出ることになりました。
私とマルティムさんはリアルタイムでこのルールに取り組んでいたこともあり、丁度12年ぶりの05ダブルとなりました。
主催の1192さんの自演優勝を阻むという目標を掲げ、マルティムさんを中心として3人で構築を完成させてところどころ配分・技・持ち物が違うところはあるものの、3人共ほぼ同じ構築でオフに臨みました。
構築を紹介する前に、簡単に05ダブルについて概要を紹介したいと思います。

05ダブルとは

  • 2005年の公式大会においてのルール。
  • 幻のポケモン他、前年の04年大会で使用できたカイオーガとグラードンの使用を禁止した見せ合いあり6→4のダブルバトル。

第3世代ダブルバトルの特記事項

  • ポケモンが瀕死になったら、そのターンでの行動が全て終わってから後続のポケモンを繰り出すのではなく、瀕死になった直後のタイミングで後続のポケモンを繰り出さなければならないため、相手の攻撃がまだ終わっていなかった場合は、新たに場に繰り出されたポケモンが相手の攻撃を受ける場合もある。
  • 波乗り・凍える風等の相手のポケモン2体を対象とした威力は1/2になる。岩雪崩では威力不足が生じるため、原始の力や目覚めるパワー岩で代用するケースも多い。
  • 地震・大爆発等の相手味方3体を対象とした技の威力はダブルバトル補正を受けることがなくシングルバトルと同じ威力となる。
  • トリックルームや拘りスカーフが存在しないので純粋な素早さ(種族値)勝負となる。

その他、05ダブルについては1192さんのブログにさらに詳しくまとめられています。
なんぞこれ 第3世代ダブル(2005年公式ルール)考察

結果

ピーナツ…予選5勝0敗→優勝
マルティム…予選5勝0敗→3位入賞
ビーン…予選3勝2敗→4位入賞

構築概要

マルティムさんをはじめ当時の多くのプレイヤーが使っていたラティアス・メタグロス・カビゴン・サンダー・ケンタロス・スターミーという6体の並びを、第4世代以降のダブルバトルで新たに出た発想や、当時厳選困難だった個体を採用することで現代版としてリメイクし、05ダブルの結論とも言える構築を目指した。

個別解説

マルティムさんに頂いた原稿を私の考えや記憶も織り交ぜつつ編集した文となります。

※数値は理想値時

ラティアス

f:id:knmcwgtb:20170827000218p:plain
守る/ドラゴンクロー/電磁波/威張る@オボンの実(クラボの実)
臆病 175(156)-*-110-143(100)-130-178(252)

地震がシングルダメージで入る環境であり、浮いているポケモンは最低二匹は欲しいということでラティ兄妹とサンダーの2体が選ばれることが多く、そんな中で当時は流星群が存在せず高火力を確保できないこともあってか、ラティオスよりも耐久力がありサポートが充実しているラティアスが選ばれることが多かった。
そのサポートの方法はリフレクターや手助けによるものが主流で、威張る(+キーorラム)によるものは極少数で、素早さ操作の方法についても今でこそ考えにくいのだが、電磁波を使うことは稀で凍える風が主流だった。
そして今回、第4世代のダブルバトルにおいて大流行した電磁波・威張るクレセリアの実績を買い、その発想を05ダブルへ逆輸入している。
配分は最速、HP16n-1の175とするとケンタロスの鉢巻捨て身を丁度耐えるのでこの配分としたが、ここはもう少し詰める余地がありそうだ。
持ち物は、メタグロスのコメットパンチを2発耐えたいならオボンの実、ミラーを意識して電磁波を嫌うならクラボの実という風に好みで分かれることになる。

メタグロス

f:id:knmcwgtb:20170827000222p:plain
守る/コメットパンチ/地震/目覚めるパワー岩@ラムの実
意地っ張り 185(236)-187(116)-150-*-110-109(152) (個体値:31-31-30-31-30-30)

  • 地震で187-151メタグロスを確定2発 <攻撃+2地震で187-151メタグロスを確定1発>
  • 目覚めるパワー岩で190-105までのサンダーを確定2発 <攻撃+2目覚めるパワー岩で188-105サンダーまで確定1発>

メタグロスは05年当時、殴れるだけ殴って最後は大爆発で退場するという使われ方が定番だったが、09ダブル以降は構築の軸として行動回数を稼げば稼ぐほど強いという点が評価され始め、使い捨てを行わない大爆発を切ったメタグロスが台頭した。
その考えに習って今回は大爆発の採用を見送り、代わりにサンダーに対する打点として目覚めるパワー岩を採用した。
サンダーの身代わりを安定して破壊できる手段や、スタンダードな構築で穴となりやすいヌケニンに対しての打点も獲得したことになる。
なお、05年当時メタグロスに目覚めるパワー岩を持たせる発想は少なからずあったものの、当時の孵化厳選でメタモンを使用する必要がある性別不明の目覚めるパワー岩個体を出すことはあまりにも困難であったため、目覚めるパワー岩メタグロスを使用しているプレイヤーはほぼ皆無であった。
配分については攻撃は上記の理由から187以上は必須になるだろう。
残りはHPに振り、余りを対サンダーを考えて特防に振るか、ミラーを考慮して素早さに振るか悩んだが後者を取った。素早さに振ったことでガラガラに対しても安心して動くことができるようになる。
05ダブルでは天敵の炎タイプがほぼ存在しないこともあり、メタグロスが動く回数が多かった試合は圧倒的な活躍を見せてくれた。

カビゴン

f:id:knmcwgtb:20170826235549g:plain
守る/恩返し/地震/自爆@先制の爪
意地っ張り 255(156)-157(100)-98(100)-*-144(108)-56(44)

  • 恩返しでケンタロスの鉢巻捨て身タックル耐え調整のポケモンを2発
  • A187メタグロスのコメットパンチ2発耐え
  • C152スターミーのハイドロポンプ3発耐え

サンダー・ラティオス・スターミー等の特殊への切り返しとして構築全体に安定感を与えるカビゴン。
当時はインファイト等の強力な格闘技がないため即死するケースが殆どなく、そんな中で常に相手には自爆によるプレッシャーを与え続けるので場にいるだけで強い。
05年当時の公式大会の一般参加者には調整配分という概念が浸透しきっておらず、一般参加者は2点極振りの配分が多かったため、カビゴンのBはA205コメットパンチ2発耐えが多かったが、オフ会環境でA205グロスは少ないと判断し防御を削ってその分サンダーやスターミーなどにさらに安定して動けるよう特防に少し回している。
当初マルティムさん自身はラティアスから威張るを受けて火力を出すことを考えていたためキーの実を持たせる予定だったが、第3世代らしい要素を入れたい(?)ということで私の方から先制の爪を提唱させてもらい、採用して頂いた。
爪自爆による逆転や、相手の身代わり持ちに対しての計算を狂わせることを期待している。
サブ技にはゲンガーへのシャドーボールよりもメタグロスへの隙を極力減らすことを優先して地震を選択した。

サンダー

f:id:knmcwgtb:20170826235535p:plain
見切り/身代わり/10万ボルト/目覚めるパワー氷@食べ残し
臆病 193(220)-*-105-150(36)-110-167(252)(個体値:31-*-30-31-31-31)

サンダーは浮いているポケモンの中でもメタグロスへの耐性と打点がある貴重なキャラである。
05年当時のサンダーは火力重視のCS振りヤタピの実持ちが流行っており、10万ボルト→ヤタピ発動時の10万ボルトでメタグロスを落としにいくことを狙っていた。
ただ今回は、09ダブルの全国大会以降に開拓された耐久振りサンダーが非常に強力だったことからそれを逆輸入した。
見切りと身代わりにより相手メタグロスに対して常に有利な択を迫ることができる他、相手の爆発や状態異常に対して立ち回りを制限できるため、ルールが変われどサンダーが場に居座り続けることで強さを発揮することを改めて実感することができた。
自爆での突破力に長けたカビゴン、何をしても強いケンタロス、殴る回数が増えるほど強いメタグロス等から見られるように、元々全体技がシングルダメージで入ったりするなど火力が高く大味なゲーム性を象徴するこの3体とは違う方向での強さが評価されて、サンダーが安定した立ち回りを作る鍵となったことは疑いようがない、とマルティムさんは熱弁していた。
唯一反省点としては、積み技を使い長期戦を仕掛けてくる構築に対し威張るグロスで強引に突破を強要される場面があり、目覚めるパワーよりも毒毒がほしいと思わされた場面があったことである。

ケンタロス

f:id:knmcwgtb:20170826235757p:plain
捨て身タックル/地震/破壊光線/目覚めるパワー霊@拘り鉢巻
陽気 151(4)-152(252)-115-*-90-178(252) (個体値:31-31-30-31-30-31)

トリックルームがなく素早さの種族値が物を言わせる時代だった為、178という高い素早さから通りがよく威力の高いノーマル技を使えるケンタロスは、09などでも猛威を奮うカビゴン・サンダー・メタグロス・ラティ兄妹を押し退けてトップメタに君臨する05ダブルの象徴とも言える存在。
実際このルールはケンタロスの鉢巻捨て身タックルが物理耐久調整時の一つの指標となっている。
素早さから火力から何まで09においての命の珠ラティオスの感覚に近いといえばわかりやすいかもしれない。
当時は特殊方面の火力が低く、一方で物理方面には威嚇によって強めなので、ケンタロスの行動が保証される機会が多く、強いポケモンに対して隙を見せにくいので構築の中でのメイン火力として活躍してくれる。
相手の物理火力を下げて味方を攻撃から守りつつ、大火力で切り返していくことになる。
破壊光線は、鉢巻捨て身タックル耐え調整のポケモンを葬るために採用(というよりも他に技がない)。

スターミー

f:id:knmcwgtb:20170827000225p:plain
守る/ハイドロポンプ/サイコキネシス/10万ボルト(冷凍ビーム)@神秘の雫
臆病 135-*-106(6)-152(252)-105-183(252)

05ダブルで使用率の高いケンタロス・ラティ兄妹・ゲンガー等のS110族より早く行動できる、ハイドロポンプでメタグロスに打点を持てるといった理由から最後の穴埋めとして採用している。
スターミー以上の素早さを持つポケモンで多く使われるとなるとサンダースくらいなので選出時の相手への圧力は大きなものとなる。
技については守るとハイドロポンプに次いで、大爆発や補助技を使ってくる厄介なゲンガーや、構築全体で処理に困るヘラクロスを上から確実に処理するためサイコキネシスを優先した。
第3の攻撃技については、マルティムさんはミラーを意識した10万ボルトを推奨していたが、私はラティに対する打点を優先したため冷凍ビームを取った。
持ち物には臆病サンダーの10万ボルトを2発耐えるメタグロスをハイドロポンプ2発で高確率で落とせる神秘の雫を採用。

選出

ラティグロスカビサンダーを基本としながら、カビゴンをケンタロスにしたり相手に合わせて選出するため、あまり特定の組み合わせは決めず、威張るグロスを軸にするかケンタロスなどで小細工せずに殴って制圧するかを考えていくことになる。

オフを終えて

使用した3名が全員予選抜けを果たし、そのうちの1人が優勝するという最高の結果で終えることができました。
今後、ギミックを使用した構築が出てきた際にも努力値や技の変更などで容易に対応出来ることから05のスタンダードとして今回納得いく構築が出来た、とマルティムさんは自負していました。
05ダブルというルールは、2005年の公式大会以降このルールでオフ会が開かれたことは恐らくなく凍結していたルールだったので、ここから05ダブルの歴史が再び動き出すと思うと今後がとても楽しみなルールです。
12年前同様、夏の最後に05ダブルというルールを旧ポケモンオフの聖地である古石場文化センターで対戦できたことを私個人とても嬉しく思います。
主催者の1192さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
そして構築や原稿を提供してくれたマルティムさん、個体提供を手伝ってくれたピーナツさん、ありがとうございました。