【サンムーン・シングル】~ Mega Evolution ZZ ~コケコマンダ対面構築【第143回九尾杯ベスト4】

はじめまして、よゆう(@yoyuu7)と申します。
このたびは初投稿ということで挨拶もかねて、第143回九尾杯においてベスト4まで勝ち進むことができた際に使用した構築を紹介させていただきます。

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ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
カプ・コケコ デンキZ 10万ボルト マジカルシャイン 身代わり 挑発 エレキメイカー
ボーマンダ ボーマンダナイト 捨て身タックル 地震 竜の舞 羽休め 威嚇→スカイスキン
ポリゴン2 進化のきせき トライアタック 10万ボルト シャドーボール じこさいせい ダウンロード
ガブリアス ドラゴンZ 逆鱗 地震 剣の舞 身代わり 鮫肌
カプ・テテフ 拘りスカーフ サイコキネシス サイコショック ムーンフォース シャドーボール サイコメイカー
パルシェン 気合の襷 氷柱針 ロックブラスト 氷の礫 殻を破る スキルリンク

結果

第143回九尾杯予選スイスドロー 176人中25位(5勝2敗)
第143回九尾杯決勝トーナメント ベスト4


概要

構築のコンセプトですが、使用可能ポケモン一覧を見て強いと信じて疑わなかったメガボーマンダとカプ・コケコの2匹を中心に上から攻めることを意識しました。
メガボーマンダ入りといえば、ギルガルドやテッカグヤを後発に置き、サイクルを回しながらボーマンダの圏内に入れていくという戦術がありますが、交代戦を重視した構築は今作からはZ技という想定外の高火力よって崩され、数的不利になることが懸念されます。
そこでなるべく交代せずに、Z技やフィールドによる技強化、強力なメガポケモンによる決定力を駆使して、後発の圏内に入れるように相手のポケモンを削っていくという方針に至りました。


採用理由、構成/配分の意図は個別で紹介します。

個別

カプ・コケコ

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臆病/エレキメイカー@デンキZ
145-x-106(4)-147(252)-95-200(252)
10万ボルト/マジカルシャイン/身代わり/挑発

  • D121メガガルーラにデンキZ10万ボルト 180~
  • D116きせき持ちポリゴン2にデンキZ10万+通常10万のダメージ 193~
  • D150 +1カプ・レヒレにデンキZ10万ボルト 198~

メインウエポンである10万ボルトと電気技に繰り出されるガブリアスへの打点となるマジカルシャインは確定で入った。
10万ボルトを打てる状況であってもその負担を嫌ってガブリアスを後出しされるケースは容易に想像できるため、身代わりを採用した。
さらに、特殊耐久の高いポケモンの回復技を防いだり、後発の起点を作るために挑発を入れた。

カプ・コケコに安定して後出しができるポケモンは少なく、現環境では一部の地面タイプ、ハピナス、ガラガラくらいである。
そこでこれらのポケモンを選出しなかった場合、カプ・コケコには居座り、電気技を耐えて反撃しようという動きが想定される。
電気Z10万ボルトは耐久に振っていないメガガルーラ程度であれば一撃で倒す火力があり、カプ・コケコの弱点を一つ補っていると言える。
また、仮に倒しきれなくてもポリゴン2やギルガルドのようなポケモンは大幅に削ってしまえば後発が動きやすくなるので、電気等倍に対して電気Zを打ち込むことがこのポケモンを使う上での一番の目標となる。


ボーマンダ

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意地っ張り/威嚇→スカイスキン@ボーマンダナイト
183(100)-203(156)-151(4)-x-112(12)-170(236)
捨て身タックル/地震/竜の舞/羽休め

  • B121メガガルーラ +1捨て身タックル 204~
  • 177-142カプ・レヒレ +1捨て身タックルで14/16
  • 177-183カプ・レヒレ +2捨て身タックルで確定1発
  • 145-106カプ・コケコを地震で確定1発
  • 167-170ギルガルドを地震で確定2発
  • 192-111きせき持ちポリゴン2に捨て身タックル 100~
  • C147命の珠カプ・コケコのマジカルシャイン確定耐え
  • C161カプ・レヒレのムーンフォース15/16耐え
  • C127までの冷凍ビーム15/16耐え
  • C187までのめざ氷15/16耐え
  • A182ガブリアス -1岩石封じ+逆鱗耐え
  • S最速ガブリアス抜き

メガボーマンダの強みは大きな決定力を持ちながら、等倍の技でなかなか倒されないところにある。他のメガ進化ポケモンであるガルーラ、ルカリオ、ハッサム、ギャラドスに対しても等倍技での殴り合いなら負けることはなく、個の性能は非常に高い。   
相手の決定力を呼びにくいため、竜の舞や羽休めといった補助技の使用が味方の負担になりにくく、こだわりスカーフ持ちガブリアスという高水準のスカーフ持ちストッパーを抜き去ることで自身で全抜きも狙える。

基本的には序盤に出して威嚇によって物理アタッカーを牽制しながら捨て身タックルで負担をかけていくか、終盤受けが疲弊したところで死に出しで竜舞を積んでいく。
しかしながらメガボーマンダのこれらの性能は十分認知されており、受け出しがある程度信頼できるポリゴン2、テッカグヤの数が少なくなく、これらを対処できるポケモンや処理ルートを用意する必要性を強く感じた。

ポリゴン2

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控え目/ダウンロード@進化のきせき
192(252)-*-125(116)-156(132)-116(4)-81(4)
トライアタック/10万ボルト/シャドーボール/じこさいせい

  • A200命の珠マンムーの地震2耐え
  • A161命の珠パルシェンの +2氷柱張りを急所込73%程度で耐え
  • A207フェローチェのとびひざ蹴りを14/16で耐え
  • A200ガブリアスの地震ダメージ61~73
  • D121テッカグヤを エレキフィールドC+110万ボルト 198~
  • D135カプ・テテフをシャドーボール 70~ 


ポリゴン2というポケモンは後発に置いておいて困ったら受け出しするという駒では決してなく、役割をはっきりさせなければならない。
例えば、漠然とボーマンダ、ギャラドス、ガブリアス等に受け出したいのであれば、特性トレース努力値HBベースで冷凍ビーム、10万ボルト、自己再生を持たせる必要があり、HDに割いて特性ダウンロードで恩返しを搭載し、拘り眼鏡や瞑想を持ったポケモンをある程度誤魔化せるポリゴン2とは全く異なるポケモンなのである。

さて、今回使用したポリゴン2はこの構築において唯一数値による受け出しを想定したポケモンであるが、上述のように耐久に大幅に割いた個体でないため、受け出せる範囲は限られており、中火力で積み技を持っていないポケモンやこだわりスカーフを持ったポケモンまで絞っている。
具体的にはマンムーやこだわりスカーフ持ちガブリアス、カプ・コケコに対しては後出しを考えており、カプ・コケコ、メガボーマンダを採用するにあたってこれらを誤魔化せる駒は必須であった。
構築6匹を通してガブリアス等に積み技を安心して使われる対面はないと自負しているが、カプ・コケコに対してガブリアスが剣の舞を選択するのはポリゴン2入りを崩すのによくみられる行動であるため、注意はしたい。

技構成はメインウエポンのトライアタックが確定で、範囲の補完として優秀でかつギルガルドやカプ・テテフと打ち合うためのシャドーボール、エレキフィールドを生かしながら構築全体で苦手なテッカグヤやカプ・レヒレを削るための10万ボルトを採用した。
4枠目は自己再生と冷凍ビームで悩んだが、受け出しを想定すると自己再生は切れないと判断して冷凍ビームを諦めた。また、初手に出す時でも相手のZ技+通常攻撃による突破を自己再生で回避できることがあるので選択肢の一つとしてなり得る。

ガブリアス

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意地っ張り/鮫肌@ドラゴンZ
183-199(244)-115-*-118(100)-143(164)
逆鱗/地震/剣の舞/身代わり

  • C132までの冷凍ビームのダメージ~184
  • 192-156きせき持ちポリゴン2を剣舞ドラゴンZ逆鱗12/16で撃破
  • 192-111きせき持ちポリゴン2をドラゴンZ逆鱗+逆鱗で確定で落とせる
  • B151メガボーマンダ  -1ドラゴンZ逆鱗のダメージ188~
  • B101マンムー ドラゴンZ逆鱗のダメージ 211~
  • B120メガガルーラ ドラゴンZ逆鱗ダメージ 178~
  • B123テッカグヤ  +3ドラゴンZ逆鱗ダメージ 216~
  • ダウンロード対策D>B

相手のカプ・コケコに安易に電気技を選ばせないように電気無効のポケモンはなるべく採用したいと考えており、最も負担をかけられるガブリアスを選択した。
ドラゴンZ逆鱗は威力190の通常技であり、次ターンは自由に技を選択できることから、仮に鋼タイプに受けられてしまってもガブリアスを失わずに立ち回れるのは非常に使いやすかった。

カプ・コケコと同様にZ技を狙った相手に当てるために身代わり、ポリゴン2、ギャラドス、テッカグヤを無理やり殴るために剣の舞を搭載した。
これによって、削りたい相手を削って後発を死に出しするか、受け出してきたポケモンを突破するかどちらかの仕事をほぼこなしてくれた。
カプ・コケコが苦手なガラガラやトリトドン等を見て出すことが多いが、低速の相手に対してカプ・コケコと同時選出をしたいことが少なくなく、今後構築にZ技持ちを2匹以上採用する際の課題になりそうである。

カプ・テテフ

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臆病/サイコメイカー@拘りスカーフ
145-*-100(36)-178(220)-135-161(252)
サイコキネシス/サイコショック/ムーンフォース/シャドーボール

  • A207フェローチェのどくづき14/16耐え
  • D95カプ・コケコ +1サイコキネシス144~
  • B100マンムー +1サイコショック120~

眼鏡ラティオスが先制技を無効にしながらいじっぱりスカーフガブリアスを上回る素早さからエスパー技を連打してくると表現するとこのポケモンの異常さが伝わるだろう。
エレキフィールドを上書きするように立ち回れば、そこそこ高い特殊耐久のおかげでカプ・コケコに対して切り替えしていける点も評価が高い。
この構築においてはカプ・コケコが鋼タイプに負担をかけられるために終盤にスカーフサイコキネシスの一貫性を期待している。
また、マンムーやハッサムの先制技からガブリアス、パルシェンを守ったり、ポリゴン2がギャラドス、ポリゴンZに無理やり展開されても上から一打点入れることができるので、個のスペックを見て採用した割には嚙み合っていたと思う。

パルシェン

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意地っ張り/スキルリンク@気合の襷
126(4)-161(252)-200-*-65-122(252)
氷柱針/ロックブラスト/氷の礫/殻を破る

  • +2氷柱針 B121メガガルーラ  195~
  • 殻を破ったパルシェン>最速素早さ+1カプ・テテフやポリゴンZ
  • 殻を破ったパルシェン<最速素早さ+1ガブリアス


パルシェンの+2氷柱針はHに割いた程度のメガガルーラやテッカグヤは高確率で倒すことができる。
ミミッキュや気合の襷持ち、一部の拘りスカーフ持ちの所謂積み技に対するストッパーを苦にしないため、対策は困難である。
パルシェンの障害となるポケモンは電気Zコケコやメガボーマンダが大きな負担をかけてくれるはずなので、選出した場合にはいかにパルシェンの圏内に入れるかという立ち回りが求められる。
高耐久オボンの実持ちやギルガルド等を温存されてしまった場合にはパルシェンの強みが全く生かせずに負けてしまうので相手の立ち回りや選出に依存するという面では安定感は期待できない。
しかしながらパルシェンを構築単位でしっかり対策し、パルシェンストッパーを最後まで温存できるように立ち回ることは簡単ではなく、テッカグヤやポリゴン2を選出されながらも最後はパルシェンが全抜きするという展開は少なくなかった。
展開したポリゴンZやオニゴーリ、ボーマンダ等に切り返していける貴重なポケモンでもあり、選出率はかなり高かった。
実はこの構築も相手の襷パルシェンが非常に厳しい構築になっており、先に展開されてしまった場合は唯一の先制技である氷の礫が処理の生命線になっている。


選出

Z技持ちのどちらかとメガボーマンダは出すことが多いですが、基本選出はありません。

キュウコン+ポリゴンZ→パルシェン
ガラガラ+ポリゴン2+テッカグヤ→ガブリアス、パルシェン
スカーフ持ってそうなコケコ入り→ポリゴン2
壁貼ってきそうなコケコ入り→カプ・テテフ、パルシェン


初手の出し勝ちが試合の勝敗を決める大きな要素になってるルールだとは思いますが、出し負けてもめげずに3匹目の圏内に入れるように選出を考え、立ち回ることを意識してます。


あとがき

掲載の許可をいただいたものの、この構築は、私個人が現環境で強いと思っている一部のポケモンや並びを詰め込んだに過ぎず、当ブログで紹介している最速レート2000構築や壁ハッサム構築と比較するとレートによる試行回数も少なく、完成度は決して高くありません。
もっと思考と試行を積み上げた構築を紹介できるようにこれからも活動していきたいです。
最後にここまで読んでくださった方々には感謝を申し上げるとともに、個々のポケモンに対する私の評価や運用法、構築や選出における考え方が一つでも参考になるものがあれば幸いです。