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【WCSレートS1 R1750】Electric Switch【勝率90%】

はじめまして、ユラ(@yula0106)と申します。
今年のルールであるVGC2017である程度納得の行く構築を組め、対戦数は少ないものの成績も上々になったので、より良い構築を作るためにもここで公開していきたいと思います。

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ポケモン 持ち物 特性
カプ・コケコ 放電 ボルトチェンジ マジカルシャイン 守る 命の珠 エレキメイカー
ライチュウ 10万ボルト ボルトチェンジ サイコキネシス 目覚めるパワー氷 拘り眼鏡 サーフテール
ヤレユータン サイコキネシス 威張る 采配 トリックルーム オボンの実 テレパシー
バンバドロ 地震 10万馬力 岩雪崩 ヘビーボンバー 突撃チョッキ マイペース
ハッサム シザークロス バレットパンチ 剣の舞 守る ハガネZ テクニシャン
ギャラドス 滝登り 氷の牙 地震 火炎放射 拘り鉢巻 威嚇

結果

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20戦19勝1敗
勝率:95%
レート1754
(画像は現時点で取れるスクリーンショットを使用しています)

出発点

自分がこのルールを見た時にまず強いなと感じたポケモンがライチュウバンバドロの2体でした。
この2体がなぜ強いと感じたかというと、

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VGC2017においてプッシュされている"フィールド"というシステムの恩恵を大きく受けることができる

  • タイプ一致の火力を強化できるエレキフィールド
  • 自身の火力を強化しながら、弱点となる先制技を無効にできるサイコフィールド
  • 自身の弱点となるじめんタイプの技の代表格、地震を半減できるグラスフィールド
  • 状態異常を無効にできるミストフィールド

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  • フィールドの恩恵を受けるためには地面に足がついている必要がある

→ "地震"という技を有効に使いやすい

  • バンバドロとライチュウの補完性

→ バンバドロが苦手とする浮いているキャラや水タイプのポケモンにはライチュウが強い
   ライチュウが苦手とする同種の電気タイプや避雷針ガラガラにはバンバドロが強い

といったこともあり、まずはライチュウとバンバドロを組み合わせるところから構築がスタートしています。
またライチュウの強みを活かすためのフィールドはどれを組み合わせるのかというところになりますが、ライチュウやバンバドロとの兼ね合いを考えると水や飛行への意識をより強くし、早い展開のビートダウンや、トリックルームスイッチの展開を作りやすいカプ・コケコを添えてエレキフィールドを軸としていくことにしました。

個別解説

カプ・コケコ

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145-*-105-147-96-200

  • フィールド補正込みで強力な全体技となる放電
  • フィールドの取り合いやトリックルームスイッチ展開と相性の良いボルトチェンジ
  • ガブリアスやワルビアルなどに弱点を付け、手広く打てる全体技のマジカルシャイン
  • 耐久面は脆いため盤面を整えるための守る

軸であるため、明確な仮想敵はもたせず最大限に強さが出るS補正
ライチュウの補佐であるものの、自身もある程度決定力を発揮するためにCS振りで命の珠を持たせました。
一見"放電"という技がトリックルームと噛み合っていないように思えますが、仕様変更により麻痺による素早さの低下が1/2になったため、トリックルーム展開の邪魔になりにくくなったのもポイントです。
ライチュウとの組み合わせは火力の暴力とも言えるほどで、対策を疎かにしている相手にはイージーウィンを狙えるほどでした。
茸の胞子や催眠術といったこちらの動きを止めてくる技への対策にもなり、今回は採用していないものの、フリーフォールやリフレクター、光の壁なども覚えるためかなり特殊な強さも持ち合わせているように感じています。

ライチュウ

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135-*-70-147-106-178
C:サイコフィールド下の眼鏡サイコキネシスで190-91デンジュモクを乱数1発(81.3%)
C:サイコフィールド下の眼鏡サイコキネシスで167-100ガラガラRを確定1発
D:200カプ・テテフのシャドーボール最高乱数切り耐え

  • メインウェポンとなる安定火力の10万ボルト
  • フィールドの取り合いやトリックルームスイッチ展開と相性の良いボルトチェンジ
  • 第2のメインウェポンであるサイコキネシス
  • 初手に対面するガブリアスやナッシーへの動きを安定させるための目覚めるパワー氷

軸であるため、明確な仮想敵はもたせず、カプ・コケコが選出に絡まなくても最大限に強さを出せるS補正
このポケモンの良さが最も出る努力値配分であるCS振りにしています。
ライチュウの強みとして猫騙しやフェイント、アンコールなどを使うことができますが、今回は純粋に火力を求めて拘り眼鏡を持たせています。
そのような場をコントロールする技が多いイメージが眼鏡による決定力を助長してくれます。
前述の通り今回のルールにかなり噛み合っているポケモンであり、個人的に注目しているポケモンです。

ヤレユータン

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196-*-122-110-156-58
H:自然の怒りを意識した偶数
B:グラスフィールド下でA200カプ・ブルルのウッドハンマー最高乱数切り耐え
D:C225デンジュモクの1.5倍10万ボルト耐え

  • メインウェポンとなる安定火力のサイコキネシス
  • 後述のバンバドロとシナジーのある威張る
  • このポケモンの採用価値とも言える采配
  • 素早さ操作技として重要なトリックルーム

この構築の2つ目の軸であるバンバドロを展開するためのポケモンとして最高のポケモンです。
基本的にバンバドロと並ぶポケモンであるため、特性はテレパシーを選択しました。
技構成も至ってスタンダードなものだと思います。
このルールでは特殊技を受ける機会が多いためBを少し割り切ってDに多めに割いています。
この構築の重要な役割を担う場面も多いため、耐久値を伸ばせるオボンの実で採用しています。

バンバドロ

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207-194-120-*-106-36
A:177-95カプ・テテフをヘビーボンバーで確定1発

  • トリル下で圧倒的な制圧力を誇る地震
  • 隣のポケモンが浮いていなくても打てる10万馬力
  • 浮いているキャラへの打点となり、采配での追加効果も魅力的な岩雪崩
  • 環境に多く存在するフェアリーへの強い打点となるヘビーボンバー

前述の通りこのポケモンも回していてかなり強力なポケモンに感じました。
数値のバランスの良さ、ルールとの噛み合い、特性の優秀さどれをとっても無視できない強さを持っています。
今回はトリル下で圧倒的な制圧力を発揮するためにヤレユータンとの"威張る"でのコンボを採用しており、特性はマイペースとなっています。
そのため火力アップアイテムを持たせる必要がなく、ボルトチェンジ展開から等倍で特殊技を受ける機会もあるため、より多くの相手との打ち合いを可能にする突撃チョッキを持たせています。
選出画面で相手の手持ちに浮いているキャラがいない場合積極的に選出し、トリル展開からイージーウィンをする試合が数多くありました。
もう1つの持久力という特性もかなり強力であるため、今後スタンダードな構築にも十分入りうるスペックを持っていると感じています。

ハッサム

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177-187-120-*-113-63
A:177-135カプ・ブルルを2段階上昇バレットパンチで確定1発
A:177-95カプ・テテフをZバレットパンチ(威力100)で確定1発

  • 今作台頭しているエスパータイプに打点の入るメインウェポンとしてシザークロス
  • このポケモンの代名詞とも言える技バレットパンチ
  • トリル下でのターン消費を狙った守るに合わせられ、采配での暴走も狙える剣の舞
  • 4倍弱点持ちであり、耐久数値も信頼しきれるポケモンではないため守る

ここまでの構成で技が通りにくい草タイプに対して強く出れるポケモンであり、台頭しているエスパータイプおよびフェアリータイプに対して高い打点を持てるキャラとして採用しています。
サイコフィールド下で相対したカプ・テテフに対して処理をするためにハガネZを持たせることでバレットパンチを威力100の鋼技に拡張しています。
かなり補完の位置によったポケモンであるため選出率は他のポケモンと比べるとやや抑えめになりますが、重要な役割持ったポケモンです。

ギャラドス

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197-187-99-72-120-114
A:204-123テッカグヤを滝登りで確定2発
B:1段階下降145ガラガラRのダブルダメージ岩雪崩2耐え
D:200カプ・テテフのサイコフィールド球サイコキネシス耐え
S:準速ラッキー+2

  • 安定したメインウェポンとなる滝登り
  • 滝登りとの相性補完が良く、ガブリアスやボーマンダ、草タイプに打てる氷の牙
  • ヤレユータンとの噛み合いが良く、このルールで通りやすい地震
  • この構築において厄介になりやすいカミツルギをピンポイントで狙う火炎放射

カプ・コケコ+ライチュウという組み合わせにおいて非常に通りやすい地面タイプを透かせ、弱点をとることができ、威嚇で味方の耐久力を高めることができると補完として非常に優秀なポケモンです。
ギャラドスというポケモンは補完として入りやすい反面火力が出にくいため、本構築のような押し切るスタイルの構築に合わせるために拘り鉢巻で採用しています。
感触としては非常に良く、カプ・コケコやライチュウを見て出てきやすいガラガラや地面タイプの交換に対して圧力をかけることができます。
レートでよく見かけるガラガラ+テッカグヤのようなジャンルの構築もカプ・コケコの放電と鉢巻ギャラドスによる押し切りが勝ちパターンとなっています。
現在のレートでもかなり多く数を見るため、このポケモンの強さに多くのプレイヤーが気付いていると思います。

総括

このルールがはじまってから自分の中で強いなと感じたポケモンをうまく組み合わせることができ、かなりの勝ち星を上げることができたことは素直に嬉しく思います。
シンプルに上からのビートダウンやトリルを絡めた下からのビートダウンに、放電や地震といった全体技も多く、運が良い方向に働きやすいことも要因の1つとしてあったと思います。
ただこの構築も草タイプへの打点の通りにくさや、受けに回ったときの脆さ、プランが通らなかったときの脆さが出やすく、まだまだ構築の完成度は高められるように思います。
あとはまだまだ"これまでの世代での構築の組み方"という感じが抜けていなくて、特にVGC2017最大の特徴である「Z技」を活かしきれていない点も改善していかなければなりません。
まだVGC2017というルールははじまったばかりなので、この構築を壊し、さらに強い構築を作っていきたいですね。